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個人や家族が快適に過ごすのに自然素材を使用した「健康住宅」は最適です。しかし、自然素材を用いた住宅は一般的な住宅に比べて費用が高めになってしまうもの。ではなぜ価格が高くなるのでしょうか。健康住宅を建てる人が多い理由についてもまとめています。
健康住宅を建てられる、東京にある工務店の坪単価をリサーチしてみたところ50万~60万あたりが相場のようです。ただ、坪単価の出し方がそれぞれの会社で異なるので、一概には言えません。例えば、ハウスメーカーでも外構費用が含まれているケースもあれば、そうではないケースも…。その為、坪単価で各工務店やハウスメーカーを比較するということも実は難しいのです。
近年では、「ローコストで健康住宅が建てられる」と謳っている工務店やハウスメーカーが増えていますが、本当に1000万円で理想の健康住宅は建てられるのでしょうか。ここではローコストで建つ健康住宅の特徴について解説しています。
住む人の状況や要望を踏まえて建てる健康住宅は、使用する素材や設備、構造などにこだわって建てられるため、一般的な住宅に比べて高い費用がかかります。そのため、自然素材にこだわった健康住宅を建てたいと考えるなら、少なくとも3000~4000万円は見積もっておくと良いでしょう。
健康住宅は普通の住宅に比べて無垢材をふんだんに使用しています。無垢材は、多くの住宅に使用されている合板フローリングより1m2あたり5,000円ほど高めです。しかし、費用が高いぶん、素材や設備などにこだわって建てた健康住宅は、長持ちし、家族みんなが健康で住み心地の良い家になります。
例えば、1日に少なくても8時間は家にいると考えてみてください。そうすると1ヶ月30日の計算で約240時間、1年で約2,880時間、10年で考えると約28,800時間も家で過ごす計算になります。その長い時間を住環境の悪い家で過ごしたいと考える方はいないのではないでしょうか。過ごすのなら、住み心地の良い家族が健康で暮らせる家に住みたいと思うはずです。
また、家族にアトピーやぜんそくなど体調面に悩みを抱えている方がいる場合、「治療費、食費、お布団代、そんなのを合わせると簡単に1千万円くらいになる」(株式会社幻冬舎「健康住宅を手に入れる5つの知恵」から抜粋)といった声も。実際にかかる病院費用や時間、心労を考えると、高い費用をかけてでも家で健康になれるなら安いと思う人が多いのです。
とはいっても施工に手間ヒマをかけ設備にもこだわった健康住宅を建てるには、一般的な家よりも費用がかかります。そのため、せっかくお金をかけて健康住宅を建てるのであれば、抱えている悩みにしっかりアプローチできる家を建てることが大切です。