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頭痛

さまざまな原因で起こる頭痛は、家のハウスダストや化学物質による空気汚染で引き起こされている可能性があります。そんな頭痛を改善するには、どんな家づくりが適しているのでしょうか?ここでは、頭痛の原因や対策方法について紹介します。

家で頭痛が起こる原因

照明・ハウスダスト・においが関係している可能性が…

もし、家にいる時に頭痛に悩まされているとしたら、原因はあなた自身ではなく、「家」にあるかもしれません。考えられる主な原因としては、照明・ハウスダスト(ダニの死がいやフン、カビなど)・においです。

白熱電球や蛍光灯の眩しすぎる光は、頭痛を誘発することもあります。柔らかい光を持つ電球や蛍光灯を使用するようにしましょう。

ハウスダストによる頭痛は、ダニの死がいやカビ、動物の毛などが鼻腔に入った際に炎症を起こし、痛みの伝達物質が発生して頭まで痛くなってしまいます。家にはさまざまなアレルゲンが存在しているため、アレルギー体質であればより頭痛に悩まされやすいでしょう。

一見すると関係ないように思えますが、「におい」は三叉神経を刺激して頭痛を引き起こします。また、多くの人が感じている新築のにおいの正体は化学物質(揮発性有機化合物)です。有毒な化学物質によって室内の空気が汚染されてしまい、知らず知らずのうちに吸い込んで体内に蓄積した結果、頭痛という形で現れます。

その他に考えられる頭痛の原因

リビングでの仕事で姿勢が悪くなる

昨今では、リモートワークが増えたという人も多いでしょう。その際、専用のデスクではなく、ダイニングテーブルでパソコンを扱うというケースも。ダイニングテーブルは食事を摂るのに合わせた高さになっているため、パソコン作業をする高さには適していません。その結果、猫背の姿勢になりやすく、首に大きなストレスをかけ、首コリの原因になるのです。その首コリが緊張型頭痛を引き起こしてしまいます。

ブルーライトやヘッドセットによる頭痛

パソコン・タブレット・スマートフォンなどの機器からはブルーライトが出ており、網膜まで光が到達するため、ブルーライトによる体への影響が問題になっています。片頭痛は青色・赤色の光刺激で悪化すると報告されており、片頭痛持ちの方にとってはブルーライトの影響は特に強いでしょう。さらにパソコンを長時間使用し続けることで、眼精疲労も起こります。WEB会議でヘッドセットやイヤホンも使用する頻度が増えると、頭の周囲に余計なものも固定されたことで、緊張型頭痛を悪化させる要因にもなるでしょう。

まずはブルーライトをカットするメガネをかける、長時間のパソコン使用は避ける、イヤホンの使用は最低限度にするなどの対策を講じましょう。

頭痛を引き起こさないための対策方法とは?

化学物質を含まない健康住宅に住む

ハウスダストや化学物質による空気汚染が頭痛の原因なのであれば、それらを避けた健康住宅づくりが必要です。防腐剤や接着剤に含まれるホルムアルデヒドや、合成原料に含まれるアセトアルデヒドなどの化学物質を使わず、自然素材を使用するのは大前提。そのうえで、最適な温度や室温を保てる設計にすることが大切です。

キレイな空気を保てる環境にする

ハウスダストは外に排出する必要があるため、住人に害を与えることなく排出し、家の中にはキレイな空気を常に循環させられる性能のよい換気システムを取り入れましょう。また、常に最適な温度・湿度を保てる空調設備が整えられていると、カビやダニの発生を防げるのでおすすめです。

生活リズムが崩れている

リモートワークが増えたことで、オン・オフの切り替えが難しく、つい夜遅くまで仕事をしてしまいがちです。睡眠ホルモンと言われているメラトニンは、朝日を浴びることでセロトニンという物質に変わります。しかし生活リズムが狂うことで、セロトニンが不足しがちになり片頭痛が悪化しやすくなるでしょう。頭痛を起こさないためにも生活リズムを整え、意識してリズムを一定にすることが大切です。

首回りをほぐす

頭痛への対策として、血行をアップさせることも効果的と言われています。そのため毎日、肩や腕を回すような運動を心掛けましょう。特に首の後ろにある筋肉を解すことで、片頭痛への予防が期待できます。また運動不足やストレスで余計に筋肉が凝ってしまうと、痛みが強くなるため、意識的に首回りを解すようにしてください。ただ激しい頭痛が出ているときや発熱を伴う頭痛時、片頭痛の発生時などのタイミングで体操は止めておきましょう。

ストレスを溜めすぎないようにする

ストレスは、頭痛の引き金になることもあり、ストレスによって緊張型頭痛が発症することもあるでしょう。まずは入浴やアロマなど自分に合ったリラックス方法も見つけて、ゆったりと過ごせるリラックスタイムを作るようにしてください。

頭痛時の状況を記録する

頭痛の症状は、人によってさまざまです。そのため自分の頭痛がいつ・どのような・継続時間など、様々なポイントを押さえて記録しておきましょう。それらの情報を分析することで、対策もとりやすくなるでしょう。専用の頭痛ノートに記録する、または普段使用している手帳を活用するのもアリです。忘れずに記録できる習慣をつけるようにしてください。

頭痛は大きくわけて3種類

ガンガン、ズキズキと痛みはじめると仕事も家事も手につかなくなってしまう頭痛。だれもが経験したことがある症状ですが、日本人の3人にひとりは、慢性頭痛に悩むいわゆる「頭痛もち」といわれています。頭痛は、頭部の太い血管や神経、筋肉などが圧迫されたり炎症を起こしたりすることで痛みが生じます。

頭痛のタイプは、以下の3種類に分類できます。

  1. 日常に起こる頭痛
    風邪や二日酔いによるもの
  2. 脳の病気が原因の頭痛
    くも膜下出血、髄膜炎、慢性硬膜下血腫、脳出血によるもの
  3. 慢性(反復性)頭痛
    ・緊張型頭痛
    ・片頭痛
    ・群発頭痛

頭痛には気圧の変化やストレス、何らかの病気によって引き起こされるものがあり、自己判断で原因を決めつけるのは危険です。また、家にいる時だけ起こると言った症状があれば、住宅の環境を見直す必要があるでしょう。頭痛が慢性的に続いているのであれば、早めに医師に相談しましょう。