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シロアリ被害とはどんなものか、シロアリが住宅に与える影響、安全性の高いおすすめの対策方法など紹介しています。
健康住宅や無添加住宅にこだわるハウスメーカーでは、シロアリ対策においても以下のような安全性の高い薬剤を厳選して使用しているところがあります。
揮発しない無機物「ホウ酸塩」を採用した新しい木材保存剤。エコボロンPROで適切に処理された木材は、シロアリに食べられることがなく、効果は長期持続。従来の防腐防蟻剤のような5年ごとの処理が不要なので、経済的にもおトク。
新居を建てる際は、なかなか自分たちで家の土台の薬剤まで調べるのは大変なので、このような防蟻剤を使用しているハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。
シロアリは、木材やダンボール紙に含まれる、セルロースという植物繊維を栄養源にしたアリの一種です。日本の一戸建ての約9割は木造建築なので、まさに日本住宅の天敵なのですね。
新築時には、通常、建築会社が薬剤処理などのシロアリ対策を行いますが、その後は施主任せとなるので、結局は放置されて、薬の効果が切れて被害にあうケースが非常に多くあります。
日本で天敵となるヤマトシロアリとイエシロアリは、もともとは南の地方に生息するシロアリですが、昨今の温暖化により、現在は、北海道以外のすべての地域に生息しています。
築25年~29年の住宅においては、シロアリ被害発生率は何と20%ほど!5棟に1棟の割合で、土台を食い荒らされてしまったり、家がボロボロになる被害が出ているのが現状です。
住宅の天敵とも言えるシロアリを防ぐには、薬剤の散布が必要です。施工時に土台に散布するのが一般的ですが、これらのシロアリ対策薬剤は、有害性が高く、1980年代に有機塩素系の薬剤が、2003年には代表的な有機リン系薬剤クロルピリホスが使用禁止となっています。
家族の健康を守るため、シックハウス症候群を避けるためには、なるべくなら人体に害を及ぼす危険性のある薬剤は使いたくないところ。シロアリ対策においても、住居者自らが、安全性の高い薬剤を選ばなければならない時代と言えるのかもしれません。