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冬場だけでなく、夏場もエアコンの冷房で冷え性に陥りがちな人は大勢います。
そもそも、なぜ冷え性は起こるのでしょうか。ここでは、冷え性の原因や種類と、冷え性を防ぐ健康住宅について詳しくリサーチしています。
次のような点に該当している人は冷え性を起こしやすくなります。
冷え性は男性より女性に多く見られますが、これは男性より女性のほうが筋肉量が少ないから。筋肉は人の体温を上昇させる上でそれだけ大きな役割を果たしているのです。
しかし、運動不足などにより筋肉量が減ってしますと、血行も悪くなり、冷え性がますます悪化することに。
特にふくらはぎの筋肉は血液を心臓まで戻すポンプのような働きをしているため、筋力を落とさないよう習慣的な運動が必要です。
「基礎代謝」とは、特に運動することなく安静に休んでいる状態でも消費するエネルギー量のこと。臓器を動かしたり、人間が生きていく上で必要最低限な代謝を指します。
しかし、加齢に伴い筋肉量が減っていくと、この基礎代謝も低下して、冷え症が起こりやすくなります。
冷たい飲み物や甘い食べ物、ファストフードやスナック菓子など脂分の多い食事、さらには無理な食事制限によるダイエットなどはミネラルやビタミン不足に陥ることも少なくはありません。こうした食生活の乱れは血液の循環を悪くし、体を冷やす原因になります。
生理中の女性や過度なダイエットを行っている女性は鉄分不足に陥りがちです。
鉄分が不足すると血液の中で酸素を運んでいる赤血球の働きが落ち、貧血が起こりやすくなったり、だるくなったりと体に不調が現れます。
ストレスがたまると、血流が悪くなり、指先などの末端が血行不良を引き起こしやすくなります。と同時に緊張状態が続くことで交感神経が長時間働き続け、自律神経を乱れがちになります。これにより体温の調節機能が体内で上手く働かず、冷え性がますます進行します。
自律神経はストレス以外にも、生活習慣によって乱れることがあります。睡眠不足や偏食や暴食などの生活習慣の乱れが、そのまま自律神経に影響を与えます。
そもそも自律神経は体内で体温調節の役割を担っているため、このようなことが起こります。
タバコに含まれるニコチンは、アドレナリンとノルアドレナリンの分泌を促進する働きがあるため、心拍数が上がり、血管は急に収縮し始めます。その結果、血流が悪くなると同時に基礎代謝が低下し、冷え性が起こりやすくなるのです。
冷え性にもさまざまな種類があります。自分がどのタイプに当てはまるか確かめてみてください。
血行が悪いと温かい血液が末端まで届かず、手足などが冷えることがあります。このような四肢の末端が冷えてしまうタイプの冷え性は、10~20代の女性に多く見られ、原因としては過度なダイエットや栄養の偏りなどが考えられます。
しかし、手足だけを温めたところで、すぐに冷え性が改善されるわけではありません。血液は体中を巡っているので、体の中心を温めることで、その血液がのちのち四肢の末端まで行き渡っていきます。
手足が冷たいと思ったら、腹巻などをして体の中心を温めるようにしてみてください。
長時間デスクワークしていたり、癖で同じポーズをずっとしていたり、姿勢が悪いと、骨盤にゆがみが生じることがあります。するとそれが原因で、次には下半身に血行不良が起こりやすくなります。
下半身の結構不良は代謝の低下につながり、さらにはお尻や太ももなどの凸凹とした皮下脂肪「セルライト」があると、毛細血管が圧迫され、体の冷えが進行してしまいます。
ストレッチなどの運動や、半身浴など体を温めることで代謝を良くしていきましょう。
全身が冷えやすいと言う人は、基礎代謝が低く、免疫が低下していることがあるのでしっかりとした対処が必要です。
全身が冷えてしまうと、風邪を引きやすかったり、すぐにお腹を壊したり、倦怠感があったりと、体が不調を起こしがちになります。
また、自分の体が冷えていることに気づきにくいタイプでもあるため、何となく体が不調である場合には冷え性も疑ってみてください。
エアコンなど冷房により体が冷えることがありますが、その場合、冷たい空気が下にたまり、温かい空気が上に流れていて、自律神経を乱す可能性もあります。
冷えや自律神経の乱れを防ぐため、住宅で冷え性対策をするなら、気密性・断熱性を高めることが大切になります。
断熱性を高めることで外気の影響を受けづらくなり、気密性をアップさせれば、外気が室内に入り込みにくくなります。
なるべく室内の気温を一定に保つことで、エアコンの対流による温度差を和らげられます。