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家庭内事故

家族が楽しく暮らす家庭内にも、思わぬ事故の危険性が潜んでいます。特に、まだ幼い1か月~6か月くらいの子供は思わぬ事故を引き起こすことがあるので、注意が必要です。ここでは、家庭内で起こる危険性がある代表的な子供の事故をピックアップして解説しています。

起きるかもしれない子供の事故

転落

まだ体が小さく、うまく歩けない小さな子供にとっては、大人なら何でもない高さからの転落も大きな事故に繋がります。ソファやベッドなど、柵のない家具からの転落は、代表的な子供の事故と言えるでしょう。

7か月~12か月くらいになって徐々に行動範囲が広がると、階段や玄関などの段差からの転落事故が起こるようになります。また、車に乗せる機会が増えてくると、車のシートからの転落の危険もあるでしょう。

1歳~4歳になって家の中を自由に移動できるようになると、高所からの転落の危険性が増してきます。特に、2階建て以上の家はベランダからの転落の危険があります。命に関わる事故にも繋がりやすいので、対策は万全にしておく必要があります。

転落しないための対策

小さな子供の代表的な転落防止策は、移動を制限することです。例えば、乳幼児用のベッドは必ず柵の高いものにして、子供が自力で出られないようにしておきましょう。また、柵のないベッドやソファに寝かせるときは、一人にしないように気をつけます。

家の中で階段や段差などの高さがある場所にも柵を設けて、子供が進入できないようにしておく必要があります。また、子供を車に乗せる際には、チャイルドシートに座らせるようにしましょう。

ベランダなどの高所からの転落事故は、エアコンの室外機や箱などを子供が足場にして柵を乗り越えてしまうことで起こります。したがって、ベランダや窓際などに足場になるものを置かないようにすることが大切です。

やけど

小さな子供は周囲の危険物を意識せずに動き回るので、熱い飲み物が入った容器をひっくり返して火傷をすることがよくあります。また、なんにでも興味を持って触りたがる子供にとって、熱を持った電化製品や暖房器具は非常に危険です。ストーブやコンロなどの火が出るものはもちろんのこと、アイロンやポットなどの熱を帯びた電化製品も危険です。ほかにも、炊飯器や加湿器から出る熱い蒸気も危険です。

入浴の際も気をつけなくてはいけません。特に、まだ皮膚が弱い乳幼児にとって、大人には安全な温度のお湯でもかなり熱いので、お湯の温度調整には気をつけなくてはいけません。

子供が成長して力が強くなると、ものを引っ張ることによる事故が増えてきます。料理の乗ったテーブルのテーブルクロスを引っ張って、熱い飲み物やスープをかぶってしまう事故が考えられます。

やけどしないための対策

まず、入浴の際にはお湯の温度をよく確認して、子供にも安全なぬるま湯にしておきましょう。また、赤ちゃんを熱い飲み物に近づけないために、赤ちゃんを抱いたまま熱いものを手に取らないことも大切です。

炊飯器や加湿器といった光熱を帯びた電化製品は、子供の手が届く床には置かず、高いところに置くようにしましょう。また、ストーブ周辺には必ず安全柵を設置して子供が近づけないようにします。熱い飲み物や料理がある食卓では、落ちやすいテーブルの端に熱い食べ物、飲み物を置かないようにしましょう。引っ張られる危険性のあるテーブルクロスはしないようにし、危険物の多い台所には子供が入らないように柵を着けておく必要があります。

誤飲

小さな子供はなんでも口に入れてしまうので、危険物を飲み込んでしまうことは代表的な事故と言えるでしょう。タバコ、医薬品、化粧品、洗剤、コインなどが誤飲の代表的な物品です。特に、薬品やタバコの誤飲は命に関わることもあるので非常に危険です。また、食べ物であっても豆やお菓子などが喉に詰まってしまうケースもあります。

誤飲しないための対策

誤飲の対策は、基本的なことですが飲み込んだら危険なものを子供の手の届くところに置かない、落とさないことです。特に家庭内に喫煙者がいる場合、タバコをついついテーブルなど子供の手の届くところに置いてしまいがちなので気をつけましょう。また、有毒な薬品などをしまってある引き出しにはストッパーを着けておき、子供が勝手に取り出せないようにしておきましょう。

溺水

海やプール以外にも、家庭内でも浴室などでの溺水の危険性はあります。溺水は発見が遅れると死亡の危険があるので、家庭内の事故の中でも特に危険だと言えるでしょう。特に赤ちゃんやまだ幼い子供は数センチの水深でも溺水することがあります。浴室はもちろんのこと、洗面台でも溺水の危険があることを忘れないようにしましょう。

浴槽にフタをしていても安全とは限りません。フタの上に乗るなどして水を張った浴槽に落下してしまうことがあるので気をつけましょう。

溺水しないための対策

溺水を防ぐためには、決して目を離さないことが大切です。一緒に入浴していても、僅かな時間であっても目を離すとその隙に浴槽に落下する可能性もあります。

感電

感電も家庭内の事故の中では命の危険が大きい事故です。ただでさえコンセントは赤ちゃんや幼児の手の届く低い位置にあることが多いうえにコンセント自体を移動させることが困難なので、十分気をつけておく必要があります。誤ってコンセントや延長コードなどに触ってしまうほか、コンセントにものを差し込んでしまうのもよく起こる事故です。

感電しないための対策

感電防止の有効な対策は、シンプルですがコンセントを直接触れないようにコンセントカバーやコンセントキャップなどで覆ってしまうことです。また、延長コードは抜け防止、防水機能があるものを使いましょう。

衝突

まだ発達段階にある赤ちゃんは、頭が大きく体の重心が定まっていないので安定して歩くことができません。そのため、一見安全な場所でも赤ちゃんにとっては転倒・衝突の可能性がある危険な場所となります。

衝突しないための対策

衝突する物品を取り除くのはほぼ不可能なので、ぶつかっても大丈夫な家具を用意することが有効です。尖った角や危険な突起のない家具を選ぶほか、テーブルの角などの危険な部位にクッションを取り付けるなども有効です。

アレルギー

住まいを構成する建材や塗料に有害な化学物質が含まれていたり、室内の換気がうまく行われていないと、アレルギー反応を引き起こすことがあります。食べ物などのアレルギーも怖いですが、住まいそのものに原因があるとあれリギー反応を引き起こす環境に常にさらされることになるのでとても危険です。

アレルギーの対策

住まいに起因するアレルギー反応を防ぐためには、住まいを建てるときに化学物質を多く含んだ建材や塗料ではなく、なるべく自然素材を用いて家を建てるというのが根本的な解決になります。それ以外の方法としては、室内の掃除はもちろんのこと、換気をこまめにすることで室内にほこりや有害物質がたまらないようにすることも有効です。

まとめ

一見安全な家庭内でも、赤ちゃんや小さな子供にとってはさまざまな場所に事故の危険性があります。転落ややけど、誤飲など、大人にとってはなんでもないことでも、子供にとってはどれも致命的な事故になりえることなので、小さな子供がいる家庭は各種の対策が必要です。